<黒鷲旗バレー>競技振興へ…京都の取り組み 30日開幕(毎日新聞)

 第59回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会が30日に大阪府立体育会館で開幕する。日本一を目指す戦いの陰で、底辺のバレー界が動き出している。競技人口の拡大を狙う京都での取り組みを追った。【田原和宏】

 アテネ、北京両五輪の日本代表で、4月から母校の京都府立北嵯峨高で保健体育を教える大村加奈子さん(33)は苦笑いで振り返る。「涙でVリーグを引退しながら、現役を続けるとは思わなかった」

 五輪出場などの経験を見込まれ、京都府の「スペシャリスト特別選考枠」の教員採用試験に合格。20年間以上の競技生活に終止符を打ったはずが、京都府バレーボール協会(南元昭治会長)からクラブチーム「京都雅レディース」への入部を誘われた。新たな仕事との両立に悩んだが、「京都で生まれ、バレーを始めた。恩返しになれば」と引き受けた。

 チームは将来のVリーグ入りを目指して07年に設立された。都道府県協会自体がチームを運営するのは、他に例がないという。その裏には「子どもたちが応援し、入部を目指すようなシンボリックなチームが身近にないと、地域の競技衰退につながる」(渡辺勝理事長)という危機感があったからだ。

 同協会によると、最盛期の1971年には男女合わせて108(男77、女31)の実業団チームが府内にあったが、現在は男子15チームのみ。Vリーグやその下部の地域リーグに参戦するチームはない。府内の中学校体育連盟加盟校も15年間で2割近く減った。

 運営母体の「京都10万人バレーの会」の会長職は、同協会の南元会長が兼務。「1日10円玉一つ運動」と称し、地元のバレー愛好者らから会費を集めている。現在会員数は約700人だが、それでも、09年度は約450万円が集まり、約260万円を遠征費やユニホーム代に充てた。

 チームは昨年初めて予選を突破し、全日本クラブカップ選手権に出場。さらに協会は有望選手の就職を世話するなど支援態勢を整え、地元の強豪大学の主将とエースが加入。今年は地域リーグにも参戦する予定だ。

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